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大珍事(でもないけど)2日目。
とにかく、昨日の受付ブリテンお母さんとの対決の末に、イギリスで
一晩休みを取ることになり、早朝にガトウィックを発つことに。

昨日の締めくくりに
「明日は必ず、7時には荷物持ってきてよねっ」的な事を最後の最後に言われたので、
ここぞとばかりに6時半には荷物を預けてやった。
断じて、我々が遅刻したわけではないっ!

欧州の早朝は薄暗い。そして薄ら寒い。
薄ら暗い薄ら寒いのに朝からビールとか飲んでる。
人もいた。すばらしい。あやかりたいが、これから短く飛行機乗るのに
飲んでもいられず。

昨日より余裕があるので、写真を撮る余裕もあったりする。




110928A.jpg

ちなみに、イギリスの空港は、あちこちをこんなカートが走っていた。
下に降りる通路も階段ではなく、こんな感じに螺旋通路になっているわけです。
人もここを歩いて下に降りたりするわけです。
でもカートにひかれそうにはなりません。あたりまえだけど。



110928B.jpg

「数独」は世界共通。




110928C.jpg

コーラとファンタとスプライトも世界共通。





そんなに待つ間もなく、一路イタリアのナポリへ。

・一応、国際線なので朝から変なパン的なものが出たりしたが、
なんだか見るからにベタ甘そうだった。
・向かいのイギリス紳士みたいな人がやたらとウチの方をみるので
手を振っておいた。アジア人見たことないのか。

そんなことしてるうちに上空からイタリアっぽい崖の上の建物が見えてきたりして
えらく感動。最初からイタリアに来るつもりだったのになんとまぁ長い道のりだった。



が、
着陸するや、またも入国審査で渋滞。
しかもなかなか開始しない。昼休みらしい。

別段怒りだす人もおらずで、一緒になってのんびり待ってたら
イギリス人だけ入国を開始しだした。しかも、目視で。
イタリア人は人柄のみ目視。

「あ、おれイタリア人だったわ」
的な会話のみで通過したりしている。

適当もいいところ。

やっと、入国出来た頃には、荷物が多分3周くらいしてたであろう状態で
ぐるぐる回っていたりした。
イタリアではおおらかな心をもって挑まなければならない様子。




そんなわけで、もう時間は気にもしないことにして。
(イギリスとイタリアは時差+1時間)

その辺から出てるバスに乗って、宿に行くことにする。
もう、なんだか英語は通じてるのか通じてないのか謎になってきたので
バスの運転手にガイド本の写真を見せて「ここに行きたいんだけど」とか言ってみたりする。
通じたのかどうか謎だったが、「乗れ」と言うので乗ってみた。
イタリアのバスは時間チケット制で、90分のチケットをとりあえず買う。
というか、運転手にコレにしなさいと言われた。

言われたところで降りて、結果的には一応は宿付近には着いたし、宿も目視で確認したが、
問題はどこをどうやって行けば、あの対岸の島にたどり着けるのか。


噂にはきいていたけど、イタリアは車が自由に走り回りすぎ。
特にナポリは交通規制がないのか?というくらい、自由運転
路駐縦列は基本で、しかも進行方向を向いていないのもあったり、車同士もほとんど接触していたりする。
たまにバンパーがつぶれてるので、ベンツだろうがアルファロメオだろうが基本ボコボコ。
アジアを彷彿させるくらいスクーターだらけ。ていうか、もう町全体がアジア並に汚い。
運転者の信号は一応守られているけど、歩行者は信号を守らない…くてもいい様子。
(ただし、ナポリに限る)
車が途切れたら通る」のが基本のようで、逆に言うと「波に乗れないと一生渡れない
たまに警察の人が誘導してくれる歩道もあるけど、ほぼないに近い。

そんなわけで黙って2人でボーゼンとしていても、いつまでも宿にも到着できないし、
思い切って現地民の人の隣に何気なく付いてきながら、荷物を引きずりつつ、大通りを何とか横断。
お互いにかまってられないので自分の身は自分で守ることに。
しかもお約束の石畳な上につぎはぎだらけでカートはうまく進まない。
ナポリ汚い。ナポリしんどい。ナポリ見てもまだ死ねない。


そして翌々日、このナポリ流走行にハムのおっさんが挑戦することになるのだが、また後日。



なんとか、世話になる宿にたどり着き。チェックインを済ませる。
というか昨日から予約している宿なのに
「部屋の準備はまだしていないのでチェックインは17時」
とか言われる。料金は昨日から発生しているのにどういう話だ。
しかも「おまえのトランクベタベタする」とか言われる。
しょうがないだろ、命がけだったんだから。なんかムカツク、この宿。


とりあえず、荷物はクロークで預かってくれるらしいので
大きい荷物は預けて、ポンペイ遺跡に行くことにする。



ポンペイには電車で行くんですよ。
噂によると「駅前が入り口」ということですからね。
なにより、電車安い。片道約350円くらいですよ。
日本語ガイド付ツアーで行くとご飯付きで8000円~だったので
迷わず、電車に乗ってみるアジア人。

ナポリ駅からほぼ直結の「ガリバルディ駅」から乗るんですが。
どこを見てもどこがどれ行きとか特に表記がない。
電車が来てからのほぼお楽しみなのか。それとも表記盤が壊れていたのか。
ヴェスヴィオ山を上から回るサルノ行きと
下から回るソレント行きと他2本くらいしか行き先がないので
非常に乗りやすい。わかりやすい、はず。

ポンペイ遺跡までは「ソレント行きの電車に乗って30分ほどで到着」するらしい。
と、ハムのおっさんがわざわざインフォメーションで聞いてきたにもかかわらず、

「サルノ行き」にまんまと乗り間違える。ああ。
「sarno」と「sorrent」
にてるようなにてないような。いやにていない。

気がついて降りたのが分岐点のバッラという駅を越えた
ヴェスヴィオドメイスという駅。どこですか、ここは。
フェイスブックのチェックポイントにも引っかからない駅ですよ。
観光客が何の用ですか?といった雰囲気の駅なわけです。


110928T.jpg


とりあえず、ガリバルディ行きの電車に乗って、バッラまで戻ってソレント行きを待つも
ソレント行きが列車遅延で、なかなか分岐点までもどれず。降りなくてもいい駅で
待ちぼうけ1時間。地中海気候、暑すぎる。
しかも、またもやどのホームで待っていれば「ソレント行き」の電車が来るのかも分からず
多分ソレント行きが遅れているから、「一番人が多いホームがソレント行き」
ということにして待ってみたら、本当にソレント行きが来た。


ああ、よかった。


もう行く前からクタクタ。
どうせなら、エルコラーノとかで降りられればよかったのにな。


110928D.jpg


車内はユーロの電車はどこもあまり変わらずな雰囲気。




110928E.jpg


どの駅も変わらず、とにかくすばらしく落書きだらけ。







30分で到着するところ、約2時間かけてやっとポンペイに到着。


110928F.jpg


街一つ分自由に見学していいらしい。
街一つ分あるのに閉館までに見ることが出来るのか。不安。
なくらい、途方もなく入り口からでかいかった。



110928G.jpg


ここは劇場跡で、真ん中の白い部分は大理石が張ってあり、
大理石を張り込んでる内装作業の途中で噴火にあったらしい。

柵がなければどこまでも見学自由。
座り込んで勝手に休憩してもいかったりする。

本当は朝からお弁当を持って来る予定だったので、
こんな床で食べてもよかったなぁ、と思った。
まぁ、もう昼下がりだったしな。





110928H.jpg


しょうがないから、誰にも頼まれていないのに、ままごとくらいしておく。
この辺は飲み屋街だったらしく。
横にある穴は底の尖った壺を立てて、
ワインだとかを置いておくところだったらしい。
ていうか、隣もその隣も隣も形こそ違えど、このカウンターばっかり。
居酒屋?メシ屋?カフェ?多すぎじゃないか。
絶対家で自炊してなかったに違いない。





110928I.jpg


入り口はものすごい人の多さで、日本人の団体も見かけたが
広いのでウロウロ見て回っている内にすぐに見失った。
後で聞いたところによると、広いので入り口付近を見学してすぐに
撤収するパターンらしい。個人見学でよかった。
電車乗り間違ったけど。





110928J.jpg

下水上水が発達してたらしい。
当時の給水場に蛇口を追加してあり、本当に水が出ます。
あちこちにあったりする。
飲めるかどうかは知らんですが、飲んでる人はいた。




110928K.jpg

たまに壁画も残ってますが、風化が進んでるらしいので
ほとんどが博物館にもっていってるらしい。
たまにレプリカなんかがおいてあったりする。
落書きもたくさんあったりする。
当時の落書きなのか、今の落書きなのかは知らんですが
昔から、公共物に落書きをしたい心ない人はたくさんいたと言うことだ。





110928L.jpg

明らかに「当時の落書き」だとか、選挙ポスター(壁画)はアクリル板なんかで
大事に保護されており。
いまこの瞬間にヴェスヴィオ火山がまた爆発したら、あれらの駅の落書きも
未来人に、こう、そう。こんな感じでコーティングしてもらえるのかもしれなかったりだ。





その他多数、何度か路地で迷子になりながら主要なところを
いろいろと見て回り。
結構、壁画を楽しみにしていたのだけど、壁画ほとんどなく。
残念。
彫刻も撤去されて博物館やらに保管されてるんだとか。
もう入れない家とかもあって地図をもっていてもあまり役に立たない。
ていうか、路地が多すぎたり、景色があまり変わらないので
うっかりしてると迷子になる。ぼーっとしてると轍にはまる。
旅行者の迷子人多すぎる。
本をもって歩いてたので何度か道を聞かれたりする。
地図は世界共通なので説明するのは簡単だけど

自分で地図くらい持って歩け。と思ったりする。

風化してきていて、将来的には入ることすら出来なくなるかも。
とは聞いていたので、今のうちに見学できてよかった。





それより、見てください。


110928M.jpg


何このけしからん店。
全部本物オレンジとレモン。
すばらしい、さすが、地中海気候、柑橘の国。日本にもこういう癒しが必要だ!
オレンジジュースが美味だった。


110928N.jpg

かわいすぎる。幸せ。
あ、トマトもあるな。






そんなわけで、帰りはナポリ行きに乗ればいいわけですから。
のんびり帰ってきたわけです。


ナポリに着いた頃には日も暮れてきまして。
夕暮れヴェスヴィオ山。
今日はあの裏側まで行ってきたわけですよ。

110928O.jpg





やっと晩ご飯。やっと念願のイタリア食事。
朝、不覚にもフルブレックファーストやらを思い切り楽しんでしまった故に
うっかり昼ご飯を食べ損なってもおかげさまで平気だったんだけど
一食、イタリア飯を食べ逃してしまったわけですよ。

後からイタリア人に聞いたんだけど、
イタリアの食堂やらは早くても19:30~からです。
その前に開いているお店は観光客もために開けているそうで。
大変だな、いろいろと。新橋の24時間酒が飲める店並に大変だな。

110928P.jpg

ナポリでも日本人が入りやすい
MIMI ALLA FERROVIA
という路地裏にあって行きずらいところにあるものの
日本人も入りやすい、結構有名な店なわけです。
ハウスワインが約1000円足らず。安いわー。



110928Q.jpg

とにかく魚介とパスタを食べる。
イタリア飯、美味い。
魚介おいしい。さすが港町ナポリ。

が、パスタ固い。芯がまだ残ってるのかな?という程度だけど。
このお店に限ってなのか。もしくはイタリアのゆで方はこうなのか。
まだ一食しか食べてないので、なんとも言えない。

なんだかパンが微妙です。
入り口横の勝手口に半分捨ててあったパンを見たおかげか知らんけど。




さて。
パンはともかく。
ほどよく酔っ払ったので、ナポリの大通りも見事に車を片手で制止しつつ
渡って帰ってきたわけですが。
明日のベットメイク用のチップがないので自販機をさがして
ナポリ駅のホームへ侵入。


長距離の大きな電車が入ってくるホームはいつでも勝手に入ることができるわけです。
切符は乗ってから車掌さんに提示する仕組み。

110928R.jpg



イタリアは電車もバスもタイムカードのような打刻機があって
自分で打刻して、あとは自己申告なんだそうな。
改札口というのがあまりない。(昼に乗った電車はあったけど)
危ない、気もしたけど、ホームと線路の高さが50センチもなさそうなので
落ちてもあまり痛くないと思われ。




そういえばこういう売店もあった。


110928S.jpg


大型トレーラーのアレ。まぶしすぎる。






まだつづく。

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無題
株式会社オレンジの本社はイタリィにあったのか
マエジマ 2011/10/17(Mon)16:38 編集
無題
日本店の内装はこの店を見本に提示したいとおもっております。
というくらい現地イケメン給仕と内装の写真を撮りまくったウチ。
北み 2011/10/17(Mon)16:41 編集
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しょうがないので内地事情を手探り生活。
土地勘がないので聞くたびに嫌な顔されます。東京の人は冷たい。が、調べようともしないウチ。
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