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まだまだ続く4日目。(進まなくてイヤになってきた)
が忘れる前に書き置きしておきたいところ。

 

 


レジの行列に並んでいても、品物が少ない人は
自己主張して前に割り込んできます。
(一応ひと言あるけど、何を言われたか、たまに分からない)

でもそう言うモノらしいです。
逆に水一つとか持って並んでいると、譲ってくれます。
譲り合い精神か。

 

そんなわけで、イタリア人の運転は自己主張の嵐であり。
もう一車線なのか二車線なのかわからない。
悪く言えば乱暴運転。


承知の上でレンタカーかりたわけですが。
手に汗握りまくるスリルを味わうことが出来ます。
握りすぎて大変なめに遭いました。
おっさんが。

何事も経験ですね。


 

一苦労するのはナポリの市街にいる間で。
(イタリアの運転事情は最強だが、ナポリはその中で一番)
日本とは事情が違うところを踏まえて、慣れていくもんです。
おっさんが。

何事も経験ですね。

 

助手席のウチはひたすら身を石にして、
「右ぶつかるよ」「右来てるよ」「右見てるよ」
の指示をしてたわけです。(右専門)

そうこうしているうちに。
高速道路に乗ってしまえば、あんなに苦労して到着した
ヴェスヴィオ山もポンペイも通り過ぎて



110930A.jpg


高速下ろされてました。

いや、もちろん自ら降りたんだけど。
多分、海岸付近の町。
やっと写真も撮る気になるわけです。



110930B.jpg

一見空いているように見えるけど、
そうでもない。
交差点に信号かないので、自己主張しながら横断するわけです。
でも流れがせき止められるわけではないので、
車がなんとなく流れ続けてる仕組みです。

たまに路駐の車の隙間から
フラっフラのおじいちゃんが飛び出してきたりしますので
注意してください。


110930C.jpg


そうこうしているうちに海沿いに到着しました。
市街地から1時間もかからないもんです。
そりゃ、平均時速100㎞ですからね。
道路脇には日本でもよく見かける、花束がたくさん。それはもう。
大小様々マリア像もあったり。

平均時速100㎞走行だからね。





110930D.jpg

あっというまにソレント付近まで到着。

平均時速100㎞走行だからね。




110930E.jpg


「帰れソレントへ(和名)」なんて歌もあるわけですから。
平日なのに観光客で賑わっており。
路駐するのも一苦労。結局降りるのはやめて車窓から眺めることに。
車が渋滞することもなく、特に不愉快でもないわけですよ。
信号ほとんどないし。
じいちゃん飛び出してくるのさえ注意すれば。




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車窓、とは言っても、道が狭いので、露店がよく見えます。
たまに窓を開けているとアジアで良く遭遇する
停車中にモノを押し込んでくる物売りに遭います。
高速の入り口でも遭遇した。

野菜美味しそうだった。
現地のスーパーなんぞに行くたびに
やっぱコンドミニアムだよなー。といつも思ったりする。



110930G.jpg


ポジターノも通過したもんですが、割愛。
すごくステキな所だったけど、日本で言うところの清水寺のような
人だかりの中を車で走行したもんで。それどころではなく。
本当はゆっくりしたかったが、多分帰りに苦労しそうなので、
泣く泣く通過。
写真撮るどころでもなく。何より道狭し。うっかりしてると、家の壁にガリッと
やってしまいそうな勢いで。

なんと言うことだ。

あの山と山の間の崖がポジターノ。





110930H.jpg

「青の洞窟」に行けなかったので
「エメラルドの洞窟」がこの辺にあるとかだったのでいろいろ捜して回ったんだけど
結局見つからず。
(というかウチの捜す意欲がもうなかったのであまり捜そうとしなかったとも言う)

アマルフィ海岸はとてもきれいなところで。
まぁ降車しなくても十分楽しめたわけです。

 

…結局、半日降車しないで走り回ってたさ。うける。




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日も暮れてきた(というか、心が日暮れた)気がしたので
そろそろ引き返した方がいいか、と、判断した。

志し半ばのサレルノの街が見えてきたところから高速で引き返すことにする。
短い旅でした。短すぎ。

でも19時までに帰ってきてね。とレンタカー屋のイケメンに言われたので
素直に帰ることにする。

イケメンに言われたからしょうがない。



ナポリの夜は車に乗っていても危ないらしい。
ましてや、夜の路駐は危険極まりない、と言われたりする。
脅しか、と思ったけど、まんざら嘘でもないらしく、
夜になると警官が結構増員している。
夜中は奇声が聞こえたりして、アメリカほどではないが結構怖いトコらしい。
そもそも、夜の市街は特に車が増えるし、暗くなる前にさっさと戻る。

イケメンに言われたからしょうがない。
 

その前にレンタカーを満タン返しにしなければならなかったので、
ナポリ市内のガススタンドに寄ることに、なる。
結構な難所になると思っていたので、構えて向かったが、
持ち出した指差し会話本が店員に大ウケ。
こっちではめずらしいアイテムを持っていたらしいく、

おかげでセルフなのに全部やってもらえたりする。


大成功です。作戦通りでした。
(予想外のまさかの日本人なんでも持ってる作戦)

必要なければ差し上げたんですがね、残念ですね。
是非お試しください。



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車も無事に返却する事ができまして。
ナポリも本日で終わりなので、最後の「教会巡り」をする。

 

回廊がとてもきれいという、サンタキアラ教会、なんですが。






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が、戦時中にほぼ壊滅状態に遭ったそうで。




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よくよく見ると、よくよく見ないほうがいいことがわかった。




そのあと、サンセヴェーロ礼拝堂へいったが、撮影は禁止。
しかも結構な入場料を取られる割には狭そうだな。と思っていたものの
ものすごくリアルな彫刻が置いてあったり、人体の不思議展さながらの人体模型が
納められており。人が入ると警備員に出て行くまで監視され。
なんだか気味の悪いところにある、気味の悪いアレだった。





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道なりにサン・ロレンツォ・マッジョーレ教会に行ったものの



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ワッと大きく建っているくせに、周りの商店街だとかの生活感の方が強すぎて
せっかくの騎士像や大理石造りも結構残念な感じになっているわけです。




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路駐だとか生活ゴミだとか。
アジアの外国人街感が漂ってます。




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向かいにも教会があります。
アパートとアパートに挟まれてます。



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気を取り直して、ナポリ大聖堂へ。
あの、聖人の血が年に2回液化するという大聖堂。なんですが。
当然のことながら見られるわけもなく。
(卑屈だな)
ぶらーっと見つつ、今日の教会巡りのお賽銭をしまして。

教会の周りは物乞いが多いです。
普通に「さっきサッカー見に行ってたんだよ」的な格好をしたおじさんや、
至って「今学校から帰るところよ」風の女子も物乞いしてきます。
どういうことだ?からかってるのか。

 

 

そして思い出した。
朝食しか食べてない。

が。
疲れ切っていたし、20時まで待つのも面倒だったので
スーパーに行って宿で生ハム祭りをして寝る。

イタリアのスーパーは生ハムをその場で真空パックにしてくれるところがあります。
さすがハムの国。
いろんなハムがあります。
 

 


まだやる。

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2日目もいろいろありました。
道に迷ったり、電車に乗り間違えたり、迷路みたいな遺跡で迷子になったり。



3日目は。カプリ島へ、青の洞窟の見学に行きました。

コレも自力で行こうか悩んだのだが、
まず、自力で行くためには。カプリ島に行きの高速船の切符を買い、
青の洞窟の付近までのクルーザーのチケットを買い、
青の洞窟に入るための小舟のチケットを買いーって。

エライ細かい作業になりそうなので、いつもの簡単便利日本語バスツアーで
おなじみのマイバスを利用することに。1日ずれても快く対応してくれました。
(そういうケースも結構あるんだろうな)

むかつく宿だが朝食がおいしいもんでついついいろいろと食べたので、
腹ごなしに朝から徒歩でサンタルチアの港に向かうことに。うすら寒い。


トラムでも行けるようだが。というか、トラムはなかなか来ないのであきらめた。
分かったことは。
公共交通も時間通りにはいかない。

110929A.jpg


たぶん原因はこれか。それにしても早朝からこの車の多さ、ではなく
常にこの車の量。ここを片手で制止しつつ渡ったりするわけです。
何回かやれば結構うちでも余裕に渡れる。
この車の量なので二輪もけっこういます。横から飛び出てくるが、
予測範囲の速度で走行してるので結構簡単に止まってくれます。
運転うまいんだろうな、多分。




直接向かえば多分歩いて30分くらいで着くだろうと。
でも色々見て歩けば1時間くらいだろうと。
ハムのおっさんの誘導で路地を歩きまわったのはいいが、
元のところに戻ってきた、ので地図はボッシュート。
おっさんは地図が読めないです。
(オッサンは戻ってきたことすら気がつかなかった)



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ナポリの路地裏。カプアーナ門付近。ここに2度戻ってきた。
とりわけ印象深いところでもないのに2度戻ってきた。
もうおっさんの地図読みは信用しないことにする。

フランス郊外も大したもんだったが、イタリア郊外も犬のうんことか
すごかったりする。拾えよ、うんこ。

あとエスプレッソのカップ。返してこいよ、カップは。




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おっさんの地図見の行きたかったアレの所は後まわし、ということにして。
(多分、夕方は暇だろうから)
港に向かう事にする。
遠くにみえるビルみたいのがいわゆる地中海クルージングてやつ?



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屋上のプールにはウォータースライダーがついてますよ。
すごいな、アレ。神戸に行けば見られるようなこと言ってたけど
そういえば神戸とか行ったことないわ。
旅行代理店で、このプランも勧められて初めて知ったけど
実は宿を渡り歩いて移動するのとあまり値段的にも変わりがないらしい。
足腰弱くなった頃に、財政に余裕があれば乗ってみたいもんだ。







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豪華客船は所詮遠目から眺めるだけなので、
向かいにあるヌォーヴォ城も見学することに…したかったが
やっぱり朝早いのでここも空いてなかった。
鳩多し。


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しょうがないから周りを見て回る。

これ、きっと大砲の痕だろうな。そうだろうな。



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鳩住んでるんだろうな。そうだろうな。


ナポリに着いてから
日本人観光客に全然といっていいほど遭遇しない。
むしろアジア人に遭遇しなかったので、港に着いたときには。
何名か集まっていたツアー客の人を見て感動した。(気がした)



カプリ島へはツアーなので、マイバスのツアコンの人が手取り足取り
至れり尽くせり、高速船のチケットからトイレの場所の手配まで
何でもやってくれたが、高速船はもうぎちぎちで、
ただひたすらカプリ島へ約50分くらいの移動。


今日は青の洞窟へは入れない日だそうで。
なんと言うことだ。運がないな、今回は。



到着はしたが、青の洞窟は見ることが出来ないので、カプリ島を
クルーザーで周遊。



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青いな、海。
赤の洞窟なんかもあるそうだ。
もう少し先に行くとエメラルドの洞窟もあるそうだ。
なんなんだ、青の洞窟ってよ。


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こんな感じで岸壁に停泊してくれるんだが、
青の洞窟行きたかった。





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香水のCMになっている、そうだけど、そのテレビを見てないので
よくわからない。感動半減。
でもクルーザーがくぐれるくらいあの岩穴は結構大きかった。
すごいな。




これが青の洞窟。の小さいところ。

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本当のアレではないけど、ここも青く光る洞窟なんだそうだ。
隙間が狭すぎて人は入れないけどここも青の洞窟。

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本当に狭すぎて一瞬しか見えないけどここも青の洞窟。
くそぅ。
いつかリベンジしてやる。という距離でもないし。
本当に残念。

でもここも、ちょっとも見られない日があるそうだから、
見られただけいいことにしておく。
一瞬だけありがたいことにしておく。




青の洞窟に行けなかったせいかわからないが
1時間くらい自由時間がもらえたので、カプリ島で暇を過ごす。


カプリ島は意外にもステキお店が満載。

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おしゃれレストランとか。
外じゃなくて中に案内されたけど。
リゾットはまたも芯があったが、どうしたもんか、これが郷土?…疑問。
アイスコーヒーを頼んだらベトナムを思い出す激痛な甘さ。
日本人観光客がツアーでくると、この店に連れてこられるようで。
なんとまぁ手慣れたもんだ。
さっさと食べたらさっさと追い出される。



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おしゃれジェラート屋。
看板かわいすぎも、店内もかわいい。
ここのレモンのジェラートが一番美味しかった。
(リモーネしか言ってない)

ハムのオッサンのグラニフのTシャツ
店員のおねえさんに大受け。
ジャパニースTシャツの話で盛り上がり、おっさんはなんかおまけしてもらってた。
ウチも着ていけばよかった。



これでカプリ島は終了。
また、あのあまりおもしろくもない、高速船にのって
サンタルチアの港に帰る。



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あんまり関係ないけど、イタリアの松ってみんなきのこの形をしており。
バカにでかい。
当然のように松かさもでかい。あたまに落ちてきたらさぞ痛いことだろうよ。






港に帰ってきて。晩ご飯にもまだまだまだ早いので。

ポンペイの壁画やら彫像やらが、保管されている
ナポリの考古博物館に行くことに。予定外の予定。
特に行きたいところもなかったしな。

歩くのがしんどかったのでマイバスのガイドさんにバスの乗り方を聞いて、
とりあえず言われたバス停に行く。

切符の自販機の使い方がイマイチ分からず一悶着。
あーでもないこーでもないと二人でもめていると
イカツイ感じの現地人に声をかけられ、どこに行きたいのか問われた気がしたので
地図で指差し会話をしてみる。

なんと切符の買い方から、乗るバスまで教えてもらい、
降りる場所が同じだったらしく、現在地と、ついでに降りてからの道順も
教えてもらったりする。

ガイド本なんかで「親切に道を教えてくれたが、後でお金取られた」
とか言うのを見ていたので、一抹の不安は感じたりもしたが…
後から現地人から聞いた話だけど、イタリアの人ってこれくらいは普通らしい。
でも、こんなこんな人に教えてもらった。という話をすると、その人も驚いていたので
どこの国でも人は見かけによらないものみたいだ。そしてイタリアの人は結構親切だ。

買い物でレジに並んでいる時とか、荷物預け所とか、何かと立ち止まっている時などに
老若男女問わず何かとイタリア語で、多分たわいもない話なんだろうけど、
話しかけてくれるのだが、辛うじて英語が分かる程度なので笑ってごまかすしかない。
でも不愉快な感じはしないので、受け答え出来れば楽しいだろうなぁ、と思った。
というか、どの国も共通だけど現地語で受け答えすると結構喜んでくれるのだけど
イタリアは格別に喜んでくれるので、結構おもしろかったりする。
ボンジョルノとボナセラとグラツィエとチャオは当たり前として
一番喜ばれたのがアックアミネラーレガッサータ(炭酸水)
食堂で使うとおもしろいくらい大喜びです。



そんなわけで、無事に博物館に着いたが、もうとりあえず割愛。
広くて疲れた。
日本の美術館やら博物館はたいてい順路がついていたりするが
イタリアのコレ系には順路があんまり存在しない。
あと入口に係の人がいないので、カードリーダーにチケットが入らないとか
エラーになってゲートが開かないとかあると結構困る。
が、チケットさえ持っていれば横の隙間から入っても特に何も言われない
電車もバスもそうだけど、お金さえ払ってればいいようだ。
信頼関係で出来ているらしい…じゃあなぜ多い、スリ・ひったくり。



博物館を出て、ぶらぶらスペイン人街を下って、またもジェラート屋に寄ったりして
卵城まで歩いて行ったりする。
三脚で写真を撮ったりしていると、仕事帰りそうなおじさんが写真を撮ってくれた。
いろんなアングル6種類ぐらい
日本製のカメラが好きなんですと。そうですか。


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うっかり、ナポリを見てから死ね。の時間が終わってた。
あーあー。
まぁこれはこれできれいだったけど。


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卵城の街灯は本当にマントルのガス灯だった。
所々切れてたけど。




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この看板見たことあるわぁ。
と思ってたんだけど、ああ、恵庭のピザ屋だ。
恵庭のピザ屋の看板だ。

と思っていたんだけど、真のナポリピッツァ協会の看板らしい。
なんだ、恵庭の人、ここで修行したのかと思った。違うのか。




でも、ここでピザを食べるわけにはいかんもんで。
やっぱりナポリに来たので、マルゲリータ発祥のブランディに行くべきかと。

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評判もいろいろだったけど、とにかく百聞は一見にしかず。
ウチが食べたのはもちもちで美味しかった。
やっぱり本場のピザは違うな。
今思えば他の店でもピザ食べてこれば良かった。



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道を歩いていると、道路脇に出てるカフェとかでピザを食べている人とか
よく見かけるんだけど。一人一枚、日本でいうところのLサイズか?
ピザの食べ方もいろいろで。特にフチを食べない人が多い。ように見える。
そんなわけで、ウチもフチを食べない。で置いといてみたら
普通に下げられた。

やっぱりフチ食べなくてもいいみたいですよ。
なんかもったいない気もするけど、そういうことみたいです。



帰り道の途中。歩いて帰る気でいたんだけど、
酔っ払ったハムのおっさんが、道端で休憩中のタクシーの運転手に急に話しかけ、
なにやら内容はわからないが、妙に仲良くなったようで。
宿まで12ユーロで送ってもらった。(13~15ユーロが相場らしい)

酔っ払うとおっさんはいろんな言葉が理解できるらしい。




まだつづく。

大珍事(でもないけど)2日目。
とにかく、昨日の受付ブリテンお母さんとの対決の末に、イギリスで
一晩休みを取ることになり、早朝にガトウィックを発つことに。

昨日の締めくくりに
「明日は必ず、7時には荷物持ってきてよねっ」的な事を最後の最後に言われたので、
ここぞとばかりに6時半には荷物を預けてやった。
断じて、我々が遅刻したわけではないっ!

欧州の早朝は薄暗い。そして薄ら寒い。
薄ら暗い薄ら寒いのに朝からビールとか飲んでる。
人もいた。すばらしい。あやかりたいが、これから短く飛行機乗るのに
飲んでもいられず。

昨日より余裕があるので、写真を撮る余裕もあったりする。




110928A.jpg

ちなみに、イギリスの空港は、あちこちをこんなカートが走っていた。
下に降りる通路も階段ではなく、こんな感じに螺旋通路になっているわけです。
人もここを歩いて下に降りたりするわけです。
でもカートにひかれそうにはなりません。あたりまえだけど。



110928B.jpg

「数独」は世界共通。




110928C.jpg

コーラとファンタとスプライトも世界共通。





そんなに待つ間もなく、一路イタリアのナポリへ。

・一応、国際線なので朝から変なパン的なものが出たりしたが、
なんだか見るからにベタ甘そうだった。
・向かいのイギリス紳士みたいな人がやたらとウチの方をみるので
手を振っておいた。アジア人見たことないのか。

そんなことしてるうちに上空からイタリアっぽい崖の上の建物が見えてきたりして
えらく感動。最初からイタリアに来るつもりだったのになんとまぁ長い道のりだった。



が、
着陸するや、またも入国審査で渋滞。
しかもなかなか開始しない。昼休みらしい。

別段怒りだす人もおらずで、一緒になってのんびり待ってたら
イギリス人だけ入国を開始しだした。しかも、目視で。
イタリア人は人柄のみ目視。

「あ、おれイタリア人だったわ」
的な会話のみで通過したりしている。

適当もいいところ。

やっと、入国出来た頃には、荷物が多分3周くらいしてたであろう状態で
ぐるぐる回っていたりした。
イタリアではおおらかな心をもって挑まなければならない様子。




そんなわけで、もう時間は気にもしないことにして。
(イギリスとイタリアは時差+1時間)

その辺から出てるバスに乗って、宿に行くことにする。
もう、なんだか英語は通じてるのか通じてないのか謎になってきたので
バスの運転手にガイド本の写真を見せて「ここに行きたいんだけど」とか言ってみたりする。
通じたのかどうか謎だったが、「乗れ」と言うので乗ってみた。
イタリアのバスは時間チケット制で、90分のチケットをとりあえず買う。
というか、運転手にコレにしなさいと言われた。

言われたところで降りて、結果的には一応は宿付近には着いたし、宿も目視で確認したが、
問題はどこをどうやって行けば、あの対岸の島にたどり着けるのか。


噂にはきいていたけど、イタリアは車が自由に走り回りすぎ。
特にナポリは交通規制がないのか?というくらい、自由運転
路駐縦列は基本で、しかも進行方向を向いていないのもあったり、車同士もほとんど接触していたりする。
たまにバンパーがつぶれてるので、ベンツだろうがアルファロメオだろうが基本ボコボコ。
アジアを彷彿させるくらいスクーターだらけ。ていうか、もう町全体がアジア並に汚い。
運転者の信号は一応守られているけど、歩行者は信号を守らない…くてもいい様子。
(ただし、ナポリに限る)
車が途切れたら通る」のが基本のようで、逆に言うと「波に乗れないと一生渡れない
たまに警察の人が誘導してくれる歩道もあるけど、ほぼないに近い。

そんなわけで黙って2人でボーゼンとしていても、いつまでも宿にも到着できないし、
思い切って現地民の人の隣に何気なく付いてきながら、荷物を引きずりつつ、大通りを何とか横断。
お互いにかまってられないので自分の身は自分で守ることに。
しかもお約束の石畳な上につぎはぎだらけでカートはうまく進まない。
ナポリ汚い。ナポリしんどい。ナポリ見てもまだ死ねない。


そして翌々日、このナポリ流走行にハムのおっさんが挑戦することになるのだが、また後日。



なんとか、世話になる宿にたどり着き。チェックインを済ませる。
というか昨日から予約している宿なのに
「部屋の準備はまだしていないのでチェックインは17時」
とか言われる。料金は昨日から発生しているのにどういう話だ。
しかも「おまえのトランクベタベタする」とか言われる。
しょうがないだろ、命がけだったんだから。なんかムカツク、この宿。


とりあえず、荷物はクロークで預かってくれるらしいので
大きい荷物は預けて、ポンペイ遺跡に行くことにする。



ポンペイには電車で行くんですよ。
噂によると「駅前が入り口」ということですからね。
なにより、電車安い。片道約350円くらいですよ。
日本語ガイド付ツアーで行くとご飯付きで8000円~だったので
迷わず、電車に乗ってみるアジア人。

ナポリ駅からほぼ直結の「ガリバルディ駅」から乗るんですが。
どこを見てもどこがどれ行きとか特に表記がない。
電車が来てからのほぼお楽しみなのか。それとも表記盤が壊れていたのか。
ヴェスヴィオ山を上から回るサルノ行きと
下から回るソレント行きと他2本くらいしか行き先がないので
非常に乗りやすい。わかりやすい、はず。

ポンペイ遺跡までは「ソレント行きの電車に乗って30分ほどで到着」するらしい。
と、ハムのおっさんがわざわざインフォメーションで聞いてきたにもかかわらず、

「サルノ行き」にまんまと乗り間違える。ああ。
「sarno」と「sorrent」
にてるようなにてないような。いやにていない。

気がついて降りたのが分岐点のバッラという駅を越えた
ヴェスヴィオドメイスという駅。どこですか、ここは。
フェイスブックのチェックポイントにも引っかからない駅ですよ。
観光客が何の用ですか?といった雰囲気の駅なわけです。


110928T.jpg


とりあえず、ガリバルディ行きの電車に乗って、バッラまで戻ってソレント行きを待つも
ソレント行きが列車遅延で、なかなか分岐点までもどれず。降りなくてもいい駅で
待ちぼうけ1時間。地中海気候、暑すぎる。
しかも、またもやどのホームで待っていれば「ソレント行き」の電車が来るのかも分からず
多分ソレント行きが遅れているから、「一番人が多いホームがソレント行き」
ということにして待ってみたら、本当にソレント行きが来た。


ああ、よかった。


もう行く前からクタクタ。
どうせなら、エルコラーノとかで降りられればよかったのにな。


110928D.jpg


車内はユーロの電車はどこもあまり変わらずな雰囲気。




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どの駅も変わらず、とにかくすばらしく落書きだらけ。







30分で到着するところ、約2時間かけてやっとポンペイに到着。


110928F.jpg


街一つ分自由に見学していいらしい。
街一つ分あるのに閉館までに見ることが出来るのか。不安。
なくらい、途方もなく入り口からでかいかった。



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ここは劇場跡で、真ん中の白い部分は大理石が張ってあり、
大理石を張り込んでる内装作業の途中で噴火にあったらしい。

柵がなければどこまでも見学自由。
座り込んで勝手に休憩してもいかったりする。

本当は朝からお弁当を持って来る予定だったので、
こんな床で食べてもよかったなぁ、と思った。
まぁ、もう昼下がりだったしな。





110928H.jpg


しょうがないから、誰にも頼まれていないのに、ままごとくらいしておく。
この辺は飲み屋街だったらしく。
横にある穴は底の尖った壺を立てて、
ワインだとかを置いておくところだったらしい。
ていうか、隣もその隣も隣も形こそ違えど、このカウンターばっかり。
居酒屋?メシ屋?カフェ?多すぎじゃないか。
絶対家で自炊してなかったに違いない。





110928I.jpg


入り口はものすごい人の多さで、日本人の団体も見かけたが
広いのでウロウロ見て回っている内にすぐに見失った。
後で聞いたところによると、広いので入り口付近を見学してすぐに
撤収するパターンらしい。個人見学でよかった。
電車乗り間違ったけど。





110928J.jpg

下水上水が発達してたらしい。
当時の給水場に蛇口を追加してあり、本当に水が出ます。
あちこちにあったりする。
飲めるかどうかは知らんですが、飲んでる人はいた。




110928K.jpg

たまに壁画も残ってますが、風化が進んでるらしいので
ほとんどが博物館にもっていってるらしい。
たまにレプリカなんかがおいてあったりする。
落書きもたくさんあったりする。
当時の落書きなのか、今の落書きなのかは知らんですが
昔から、公共物に落書きをしたい心ない人はたくさんいたと言うことだ。





110928L.jpg

明らかに「当時の落書き」だとか、選挙ポスター(壁画)はアクリル板なんかで
大事に保護されており。
いまこの瞬間にヴェスヴィオ火山がまた爆発したら、あれらの駅の落書きも
未来人に、こう、そう。こんな感じでコーティングしてもらえるのかもしれなかったりだ。





その他多数、何度か路地で迷子になりながら主要なところを
いろいろと見て回り。
結構、壁画を楽しみにしていたのだけど、壁画ほとんどなく。
残念。
彫刻も撤去されて博物館やらに保管されてるんだとか。
もう入れない家とかもあって地図をもっていてもあまり役に立たない。
ていうか、路地が多すぎたり、景色があまり変わらないので
うっかりしてると迷子になる。ぼーっとしてると轍にはまる。
旅行者の迷子人多すぎる。
本をもって歩いてたので何度か道を聞かれたりする。
地図は世界共通なので説明するのは簡単だけど

自分で地図くらい持って歩け。と思ったりする。

風化してきていて、将来的には入ることすら出来なくなるかも。
とは聞いていたので、今のうちに見学できてよかった。





それより、見てください。


110928M.jpg


何このけしからん店。
全部本物オレンジとレモン。
すばらしい、さすが、地中海気候、柑橘の国。日本にもこういう癒しが必要だ!
オレンジジュースが美味だった。


110928N.jpg

かわいすぎる。幸せ。
あ、トマトもあるな。






そんなわけで、帰りはナポリ行きに乗ればいいわけですから。
のんびり帰ってきたわけです。


ナポリに着いた頃には日も暮れてきまして。
夕暮れヴェスヴィオ山。
今日はあの裏側まで行ってきたわけですよ。

110928O.jpg





やっと晩ご飯。やっと念願のイタリア食事。
朝、不覚にもフルブレックファーストやらを思い切り楽しんでしまった故に
うっかり昼ご飯を食べ損なってもおかげさまで平気だったんだけど
一食、イタリア飯を食べ逃してしまったわけですよ。

後からイタリア人に聞いたんだけど、
イタリアの食堂やらは早くても19:30~からです。
その前に開いているお店は観光客もために開けているそうで。
大変だな、いろいろと。新橋の24時間酒が飲める店並に大変だな。

110928P.jpg

ナポリでも日本人が入りやすい
MIMI ALLA FERROVIA
という路地裏にあって行きずらいところにあるものの
日本人も入りやすい、結構有名な店なわけです。
ハウスワインが約1000円足らず。安いわー。



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とにかく魚介とパスタを食べる。
イタリア飯、美味い。
魚介おいしい。さすが港町ナポリ。

が、パスタ固い。芯がまだ残ってるのかな?という程度だけど。
このお店に限ってなのか。もしくはイタリアのゆで方はこうなのか。
まだ一食しか食べてないので、なんとも言えない。

なんだかパンが微妙です。
入り口横の勝手口に半分捨ててあったパンを見たおかげか知らんけど。




さて。
パンはともかく。
ほどよく酔っ払ったので、ナポリの大通りも見事に車を片手で制止しつつ
渡って帰ってきたわけですが。
明日のベットメイク用のチップがないので自販機をさがして
ナポリ駅のホームへ侵入。


長距離の大きな電車が入ってくるホームはいつでも勝手に入ることができるわけです。
切符は乗ってから車掌さんに提示する仕組み。

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イタリアは電車もバスもタイムカードのような打刻機があって
自分で打刻して、あとは自己申告なんだそうな。
改札口というのがあまりない。(昼に乗った電車はあったけど)
危ない、気もしたけど、ホームと線路の高さが50センチもなさそうなので
落ちてもあまり痛くないと思われ。




そういえばこういう売店もあった。


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大型トレーラーのアレ。まぶしすぎる。






まだつづく。


そんなわけで。
行ってみてたわけですよ。




パスタの国イタリアへ

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ブリティッシュエアで。
もちろんエコノミで。
どうせ酔っ払って寝るから苦にもならない。






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国際線に乗るときに一番気になるのは、
モニタが壊れてないかどうか。

寝るけどそれはそれで悲惨なので、心配すぎる。
モニタは壊れてなかったけど、反転したリモコンは壊れてた。
ハムのおっさんのところは、映画情報がベタベタだった。



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最近の国際線にはUSBが付いているよう。
持ち込めば動画なんかも見られるみたい。
必死にPSPに詰め込まなくてもよかったらしい。
充電も可能。バッテリの心配もしなくていいらしい。




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当然ながら速攻で飲んだくれるわけです。
ちなみにエアフランスはシャンパンが出ましたが、
ここはビールは出ないらしい。



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気圧のせいで酔いが回るのも早いわけです。
酔いが回れば何を撮ってるのかもよく分からないわけです。
何が撮りたかったのかは謎。
多分、ロシアのどっか。



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多分夜ご飯。
ひどい。


この辺で日付が変更されてるので

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多分昼ご飯。
あんまりだ。これなんだったんだ。



110927H.jpg

















これは何ご飯だ。
「チャイニーズヌードル」と言われたが、
ごはんだった。












そんなわけでイギリス製の謎飯を11時間くらい食べ続けたわけですが。
噂に違わず、イギリス飯はイギリス飯だったわけで。
色々とクタクタだった。
自分でもってきたジャガビーが一番おいしかった。



やっと着いても見た感じだけは夕方。
昼から乗って夕方に着いた気分で、とりあえずのヒースローへ。
定刻通りに到着したものの、入国審査の渋滞に巻き込まれ
気分クタクタ。
やっとガトウィック行きのバスに乗って
最終搭乗受付ギリギリに到着。走って移動。
あと10分あったにも関わらず、「荷物預けがある人はもう乗せない」と言われる。
なんと。

しかも、この後のナポリ行きはもうない。ともいう。
なんと。
ミラノ行きならあるけど?とか言う。
今日どうしろと言うんだ。



移動に3時間しか見込まなかったこっちが悪いのか、
その乗り換えプランを提示した出した航空会社が悪いのか。
受付と口論した結果、早朝便の代替えと、今日の宿を手配してもらうことで
とりあえずは、場を納めることになったりする。

納めたのはいいけど、イギリスってば何となくユーロ圏でないもんで。
バス代しか持ってきてなかった。水も買えず。
宿はタダだけど無一文で滞在というわけにいかないので。
とりあえず、すこしくらいのポンドを換金しようと。
窓口へ行くも、またもや窓口のお母さんと話がなかなか通じず。
(ハムのおっさんがロンドンポンドとか言ったせい、ここはイングランドです)

結果的には
「カードならキャッシングがいいわよ」
と言われた。

そんなわけで、イギリスで初めてATMでカードキャッシングする。

とりあえず、取ってもらった宿は、よく空港付近でみかける
避難宿の「ヒルトン」で。
まさか自分がここに泊まることになるとは思いもしなかった。
避難宿なだけに難なく宿には到着。
到着はしたものの、
到着するなり今日のナポリの宿の予約のキャンセルや
明日の予約していた予定をずらすために、
必死でナポリに電話をかけるはめになる。
が、海外ローミングがいまいちで、ケータイが上手くつながらず。
結局ホテルのコンシェルジュの人にいろいろ、というかほどんど助けてもらうことになる。
電話もかけてもらう。
とてもいい人だった。イギリスのコンシェルジュはとても親切だった。
さすが。執事の国。


安心したところで、どうせだから本場のご当地ビールを飲んで楽しむことにした。
そういうことで、今日はよかったことにした。
ひさしぶりなのに、初日から難易度高すぎた。


つづく。
 

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店名は赤ちょうちんです。
ジャンルは出世料理です。






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モツ料理屋です。
ふんだんにモツがミックスで出てきて、最終的には、何モツか検証しながらたべます。
「コレうまい」とか「これさっき食べた気がする」とか。
もちろんミックスされてないモツメニューもある。
このご時世に生でモツを食べさせてくれたりする。
ビールがすすむもんだ。

大抵の料理が1000円~位。
でも盛りがそれなり。
カウンターはあるけど一人で行く店ではない。
たくさんで行ってつつき合うイメージの店。

ニラ炒めうまい。



いつも激混みだそうで、用事があったので先に行っててもらいましたが、
30分遅れて到着したにも関わらず、ずっとひとりきりだったそう。



赤ちょうちんは平日に限る様子。
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